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福岡でもバレイヤージュ&ハイライトはとても人気です。
実際にバレイヤージュやハイライトをご希望のお客さまとカウンセリングする際、まずお話するのはバレイヤージュとハイライトの違いについて。
特にご新規のお客さまの場合、その違いをまだ把握されていない方はとても多いです。
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今回はパッと見では分かりにくいバレイヤージュとハイライトの違いや、そのメリット・デメリットについてまとめていきます。
こちらを把握されていると、美容師さんとのカウンセリングがスムーズに進むはずです。
ぜひ参考にされてください。
バレイヤージュとハイライトの違いは?
インスタの仕上がり写真などを見ると、バレイヤージュなのかハイライトなのか分かりにくいものって多いですよね。
特にコテで巻いていると動きが出るため、より見分けがつきにくいです。
バレイヤージュとハイライトの違いを一言で表すと
◾️バレイヤージュはグラデーションカラー
◾️ハイライトは筋感を強調したカラー
です。
それぞれ掘り下げていきます。
バレイヤージュとはどんな染め方?
まずバレイヤージュとは、先ほど述べたようにグラデーションカラーに属します。
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根本が暗く落ち着いており、毛先にいくにつれて明るくなります。
そしてその途中に細かく繊細な筋感が発生します。
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画像で見るとスタイリングしていることもあり分かりにくいのですが、バレイヤージュでできる筋はとても細かいです。
ご自宅でお風呂上がりに乾かしただけでは筋感は感じにくいという方もいるほど。
お客さま
というお客さまのリクエストは結構多いのですが、バレイヤージュにおいて筋感しっかりというのは実はとても難しいのです。(※無理にすれば出来なくはありませんが、色落ち後や次回ブリーチをするときにおかしなデザインになりがちです。)
そのためバレイヤージュとはあくまでグラデーションカラーの部類であり、筋感はオマケのような位置付けが適切な認識でしょう。
そのため髪を結んだ際にも筋は出にくいです。
逆に『筋感は控えめがイイ!』という方には適しています。
ハイライトとはどんな染め方?
ハイライトはバレイヤージュが出てくる以前からあった染め方なので、分かりやすいはず。
全体的に筋感を散りばめたデザインで、髪を結んだときにも筋を感じやすいのが特徴。
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また色落ちの印象は、バレイヤージュほど明るくは感じません。
色落ちはブリーチをした部分を中心に明るくなっていきますが、ブリーチの面積としては
ハイライト<バレイヤージュ
となるからです。
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また忘れてはいけないのが白髪へのアプローチ。
バレイヤージュは根本暗め・毛先明るめ という性質上、白髪をぼかす方法としてはそこまでベストとは言い難いです。
逆にハイライトは根本近くからブリーチで染めるため、白髪ぼかしとしての働きは期待できます。
※例外的に全頭ブリーチからのバレイヤージュでは白髪をぼかす効果もあります。
バレイヤージュとハイライトのメリットデメリット
ではここでそれぞれのメリット・デメリットをまとめます。
バレイヤージュのメリット
- 長期放置しやすい
- 次回ブリーチ時に、バレイヤージュを継続することもハイライトに切り替えることも可能
- 髪を後ろにまとめると暗く見せることができる
バレイヤージュのデメリット
- 白髪ぼかしには適さない
- 色落ちしたときに明るく見えやすい
次はハイライトについてです。
ハイライトのメリット
- 筋感をしっかり強調できる
- 白髪をボカしやすい
- 色落ちしても明るすぎない印象を保てる
ハイライトのデメリット
- 一度ハイライトをしたら、しばらくハイライト以外のデザインにしにくい
- 長期放置するとバレイヤージュよりは境目が目立ってくる
おおまかにまとめると上記となります。
お客さま
似たデザインではありますが、一長一短であることが分かると思います。
どうしても迷う方にお伝えすることは、
◾️白髪が気になる→ハイライト
◾️4ヶ月以上ブリーチせず放置したい→バレイヤージュ
という点だけ把握していただければ大きく踏み外すことはないでしょう。
またどちらも捨てがたい…という方はバレイヤージュの方がオススメです。
バレイヤージュをした状態から次回ハイライトに変更することは出来ますが、ハイライトをした状態からのバレイヤージュは難しいからです。
あとは担当美容師さんの意見や、今後したいカラーによって具体的に決めていくことができるはず。
ぜひ今回の記事を参考にされて、美容室でのカウンセリングに活かしていただけたら幸いです。